三嶺の森をシカの食害から守ろう 第3弾
実施日 2008年4月6日(土)
場所 植生防護柵設置:[さおりが原−カヤハゲ]ルート・カヤハゲ手前のウラジロモミ群落
ラス巻き:さおりが原周辺
参加者 63名 当会会員スタッフ、一般参加者/香美市議、香南市議、高知県議、香美市、南国市、高知県、四国森林管理局、高知中部森林管理署)
 ※高知新聞が取材、4月14日に特集記事を掲載。

 先月3月に引き続き植生防護柵の設置を行いました。この日はカヤハゲの下手側のウラジロモミの群落が対象場所です。
 まず、四国森林管理局(高知市)発と情報交流館(香美市土佐山田町大平)発のバスが、物部ふれあいプラザ(香美市物部町大栃)で合流し、開会式を行いました。
 3月と同じように、さおりが原登山口で、それぞれが分担して資材を歩いて運んでいきます。今回は、前回のさおりが原よりさらに1時間ほど登ったウラジロモミの群落です。荷物を持っての登山は、なかなか大変、4月とはいえ山はまだ寒いのですが、運ぶ間は身体はどんどんぬくもって、汗も出てきます。休憩を何度かとりながら、設置場所へ歩きました。

▲4月、新しく着任した高知中部森林管理署小松署長の挨拶

▲生々しい食害跡。

▲それぞれが、ポールを持ったり、ネットを肩に担いだり・・・、手分けして山道を登った。
 この日は、遠い分、防護柵を張る数も限られています。群落に、大きく2つの防護柵を張りました。また、今回は山野草でなく、ウラジロモミの群落を守るために設置するので、大きい柵を設けました。ちょうど登山道が真ん中を走ることになりましたが、登山者の理解と協力を得ながら開け閉めして登山することができるように、出入り口を作りました。
 まだ、雪が少し残っている中、それぞれが積極的に協力して午後3時までに、なんとか柵を張り終えました。これから下りに1時間ほどかかるので、時間がもったいない気もしましたが、作業を終えて下山しました。

▲ポール打ちはかなり重労働。力のいる作業だ。

▲斜面を分担してネットを張っていく。

▲お互いに力を合わせて、ネットをはさんでの作業。しっかり張らないと意味がない。

▲4月だが、この場所は尾根沿いで標高も高く、残雪がある中の作業。きちんと立つように雪をよけて杭を打つ。左側は女性。女性も多数参加、もちろん荷物は運ぶし、作業も分担。
 下山後、閉会式を行いました。
 参加者を代表して2人ほどが感想を述べました。上り下りの登山や荷物の持ち運びが大変でしたが、充実した表情でこの日の活動を終えることができました。
主催:三嶺の森をまもるみんなの会・高知中部森林管理署
共催:高知県・香美市・南国市・香南市
資材提供:高知県
バス協力:香美市・(社)高知県森と緑の会
2008年12月12日記

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