三嶺の森をシカの食害から守ろう 第4弾
実施日 2008年5月17日(土)
場所 カヤハゲ、韮生越
参加者 80名 一般参加者/香美市議、高知県議、高知県、香美市、南国市、四国森林管理局、高知中部森林管理署)
 NHK2名、高知新聞、香南市広報が取材に来てくれました。

 5月、新緑が日に日に美しくなる三嶺系。第4弾となる防護柵の設置を行いました。3月から毎月1回のペースで計3回実施したこととなります。今回は、4月の場所よりさらに登らなければならない場所「カヤハゲ」。しかし、このカヤハゲを覆っていたササは、鹿の食害を最も受けている場所のひとつです。
 登山口で、めいめいが荷物を分担して、カヤハゲを目指しました。到着までには2時間弱かかり、移動時間がとられるのですが仕方りません。歩いている内に、ポールや道具がどんどんと重く感じられ、息のあがる中、休みながら登りました。
 木々の新緑が目にまぶしいのですが、林内には、幹の皮をはがれて枯れてしまった木々が目に付きます。久しぶりに三嶺に登った方は、登山道の周囲を覆う青々とした笹原の記憶が、一変して枯れているのに、とても驚いていました。

▲恒例となった物部ふれあいプラザでの開会式

▲駐車場に集合。班に分かれて、高知中部森林管理署によるピストン輸送(作業のために、少しでも時間を短縮したい)で登山口へ。


▲新緑で美しい三嶺の木々。・・・のはずだが、登り道はウラジロモミの若木が真っ茶色に枯れていた。ササも青々としているはずなのに、葉がついていない茎だけが食べられずに茶色く残っている。

▲地面のササは、葉っぱがことごとく食べられ、残った茎だけがむなしい。その中を登る女性参加者。

▲枯れた木々の中、精一杯なんとか花を咲かすツツジ。きれいな花を楽しみたいが、荒涼と感じる。

 カヤハゲについた頃には、お昼近くなっていたので、まずお弁当を食べて、作業を開始しました。
 この柵張りは3回目なので、先の作業に参加していた人々を中心に、スムーズに柵を張ることができました。しかし、カヤハゲの状況にはだれもが、危機感を感じました。以前はササで覆われていたため、歩けるルートは登山道しかなかったのですが、今やどこでも歩けるほどに地面には枯れた笹の茎しか残っていません。春の訪れの遅い山とは言え、そろそろ新芽も芽吹いているはずなのに・・・、枯れて真っ白な地面がただ続いていました。
 この柵で、どれだけ植物が戻ってくるのだろうか・・・、戻ってきてほしいという期待や、もう手遅れなのだろうか・・・と不安やらが混じった気持ちになりながら、ネット張りを終えました。

▲斜面でのポール打ちは力が必要。石が当たるとそれをよけたりしながら打ち込んでいく。

▲周りのササ枯れの状況はひどい

▲着々とネットは張られていく。

▲このメンバーで張りました
▲カヤハゲから少し下の韮生越に張られた防護柵
 今回は、韮生越でも、同じように植生防護柵を張りました。
 防護柵はその2ヶ所。ほかの参加者はさおりが原で樹木へのネット巻きを行いました。
 さて、カヤハゲ組は下山にも時間が必要なので、急ぎ足で下りましたが、途中、韮生越でササ枯れが進んで土壌がむき出しになり、崩れがいまにも起こりそうな場所もあり、みんな足を止めていました。
 カヤハゲ班が下りた頃には、既に他の班は全員そろっていました。すぐに閉会式を行いました。
 これから、梅雨と暑い時期を迎えますので、秋まで活動はありませんが、効果が現れてくれることを誰もが願いながら終了しました。
 
主催:三嶺の森をまもるみんなの会・高知中部森林管理署
共催:高知県・香美市・南国市・香南市
資材提供:高知県
バス協力:香美市・情報交流館ネットワーク
2008年12月13日記

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