三嶺の森をシカの食害から守ろう 第6弾 | ||||||
第6弾は、ウラジロモミの群落である白髪山稜線で行いました。三嶺の紅葉がとても美しい中での実施です。なんといってもうれしいことには、参加者の中に、前回(10月4日)に参加してくれた高知農業高校生4人の姿があり、活動が少しずつひろがっていることがうれしく感じました。 今回は、高知中部森林管理署によりたくさんのラス(樹木の幹の保護ネット)を用意いただきました。これだけの樹木が守れる!とうれしい反面、それをかついで登らなければなりません。開会式終了後、参加者全員が持てるだけのネットや資材を分担して、白髪山登山を開始しました。山はふつうに登ると1時間弱ですが、資材を持って登るには、なかなか大変でした。最初は元気だった人も、次第に静かになりながら、登りました。 |
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白髪山頂上に到着。頂上からは、三嶺が見えます。その下方がカヤハゲですが、5月に張った防護柵が遠くからでも、緑に見えました。ササ枯れの広範囲な面積から見ると、点でしかないですが、確かに復元しているその姿に、その時に参加した方々は感動していました。これからの作業にも力が入ります。 頂上から「白髪分かれ」の稜線部に、運んだラスを巻いていきます。今回は7〜9名単位で、6班に分かれて作業を行いました。シカに大きな食害を受けているウラジロモミに主に巻いていきます。ネットはたっぷりあります、お昼をはさんで、どの班も休憩はそこそこに、時間の許す限り力をあわせて作業を行いました。
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さすがにこれだけ用意していただくと、全部のラスは巻き切れなかったのですが、秋の日暮れは早く、山を再び下りる時間が必要なので、15時までで作業を終えました。 下山後、農業高校生、高知大学生、地元黒岩県議さん、参加した最高齢の方に代表して感想をお聞きしました。最高齢の方は、白髪山登山はきつかったので断念し、作業は駐車場周辺で行いましたが、たくさんラス巻きをしてくれ、充実した表情で話してくれました。 そして、高知中部森林管理署から、今回のラス巻きの本数が発表されました。 なんと!合計567本!!これまでの最高記録です。 (第1弾の時に86名で460本を巻いたのがこれまでの記録でしたが、それから見ても、いかにみなさんが熱心に巻いたかがわかります) みなさん、本当にお疲れさまでした。冬を迎える三嶺系では、2008年の一般募集としてのボランティア行事は、これで終了ですが、2009年も実施しますので、よろしくお願いします。 |
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資材協力: 高知中部森林管理署 四国銀行の「絆の森」助成金を活用しました。 |
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2008年12月13日記 |