三嶺の森をシカの食害から守ろう 第7弾
実施日 2009年4月18日(土)9:00〜16:00
 バス:A 四国森林管理局6:10発19:00着、B 高知県森林総合センター情報交流館6:40発18:30着
場所 白髪山山頂から白髪分岐周辺の稜線部、みやびの丘駐車場周辺
参加者 103名 一般参加者、高知工科大学生及び留学生、当会会員スタッフ(一般、高知大学生)/香南市10名、四国森林管理局、高知中部森林管理署/RKC高知放送、高知新聞社が取材にきてくれました

 第7弾は、美しかったササ原が一段と「はげ山化」したカヤハゲ・韮生越にて、植生保護柵の設置を中心に実施しました。体力に自信のない方々は途中の白髪山登山口駐車場で降り、みやびの丘にかけての林内で、ナナカマドやカエデの樹木にラス巻き作業を行いました。その中には高知工科大学の留学生(インドネシア、タイ等)も含まれ、美しい風景の中に痛ましい傷を見て驚きの様子で体験しました。
 カヤハゲ・韮生越には、昼前に到着し、昼食後6班に分かれて保護柵の設置作業を実施しました。高校生、大学生(約20名)に、中堅の三嶺愛好家グループ、それにベテランのボランティアの方々といった、多彩なメンバーがたくさん参加していただいたおかげで作業も順調に進み、6ヶ所に保護柵を設置し終えることができました。

 食害対策活動としては、今年度初めての作業となり、快晴で暖かく最高の天気に恵まれ、作業は気持ちよく出来ましたが、「はげ山」の行く末を思うと暗い気持ちになり、もっとたくさん張らねばとの思いに駆られます。
 初めて参加した学生の中には、「作業中枯れたササがほこりになって目に入ったりして、砂漠化寸前で、こんなにひどいとは思っていなかった」と、驚きを隠せないようでした。
  

カヤハゲでの保護柵設置風景

カヤハゲと韮生越の間の樹木の大半は、樹皮根株を剥皮され、枯死しつつある。

杭打ち作業






韮生越での保護柵設置作業。
遠くに物部川下流の香南市も望め、大切な源流域であることが分かる。

バス協力:香美市
「平成21年度緑の募金公募事業」を活用しました

2009年4月13日記

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