報告・シンポジウム2009-2010 三嶺の森をまもるみんなの会

 県民のみなさまに、わたし達の源流の森で起こっている食害の状況を知っていただきたい、関心を持ち活動にも参加していただきたいとの思いで、「普及啓発パネル展示」と「シンポジウム」や「報告会」を開催しています。

【報告会】 蝕まれる三嶺の森と山々-三嶺・剣山地区シカ被害状況公開報告会(2)-
 急激に増加するニホンジカによって三嶺周辺のササ原や樹木、そして貴重な稀少植物等が被害を受け、深刻な事態が進行しています。この被害実態について、林野庁四国森林管理局及び環境省が08年度に剣山・三嶺地区で実施した調査結果、及び「三嶺の森をまもるみんなの会」の調査等の情報を一般の方々を含むみんなで共有し、これからの保全活動に役立てるため、昨年に引き続き報告会を開催いたしました。パンフレット(PDF)
実施日 2009年7月4日(土)13:30〜16:00
場所 四国森林管理局2階(高知市丸ノ内1-3-30)
参加者 どなたでも(参加費無料)
〈報告内容〉
報告1 三嶺地区におけるニホンジカ被害の概況
 依光・暮石(三嶺の森をまもるみんなの会)
報告2 平成20年度四国山地緑の回廊(剣山地区)におけるニホンジカの生息密度及び植生被害調査
 中島 正彦(林野庁四国森林管理局指導普及課長)
報告3 国指定剣山山系鳥獣保護区におけるニホンジカ対策
 平井 和登(環境省中国四国地方環境事務所)
報告4 植生保護柵による植生保護・再生効果−2年目の状況
 石川 慎吾(三嶺の森をまもるみんなの会・高知大グループ)
報告5 四国南西部・三本杭周辺のニホンジカによる天然林衰退
 奥村 栄朗(三嶺の森をまもるみんなの会)
報告6 高知県のニホンジカ対策
 井上 清(高知県鳥獣対策課長)
質疑・応答

 
 ▲稜線部のササ原と樹木の深刻な被害に加え、中腹部・さおりが原のササ群と樹木にも被害が広がっている(写真・2009年5月2日さおりが原にて)

▲依光代表によるはじまりの挨拶

▲6つの内容について報告されました

▲報告の後の質疑のようす
主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県
後援:高知新聞社、RKC高知放送、NHK高知放送局、朝日新聞高知総局
公益信託自然保護ボランティアファンドの助成等を受けて実施します

2009年7月22日記

【シンポジウム】 シカが増えすぎて困っとる-深刻化する剣山山域におけるシカの食害-
 剣山山域でのシカの食害は拡大の一途です。山肌を覆う植物が、食害により枯死しています。この剣山山域の危機的といえる問題の解決策を、報告者とシンポジウム参加のみなさんといっしょに考えましょう。パンフレット(PDF)
実施日 2010年1月24日(日)13:15〜16:00
場所 アスティーとくしま2階第6会議室
 (徳島市山城町東傍示1 TEL:088-624-5111)
参加者 150名(参加費無料)
〈内容〉
1.主催者代表挨拶 森本 康滋 (徳島県自然保護協会会長)
2.基調講演 依光 良三 (三嶺の森をまもるみんなの会代表)
 「驚きのニホンジカ食害、私たちはどう対処するか」
   〜全国的傾向と三嶺山系で起きていること〜
3.剣山山域におけるシカの食害の概況
報告1 希少植物等の食害の現状と課題
 木下 覚(徳島県植物研究会会長)
報告2 剣山山域における自然植生へのニホンジカの影響について
 森 一生(徳島県西部総合県民局保健福祉環境部環境担当)
報告3 三嶺山域での植生保護柵設置とその効果
 石川 慎吾(三嶺の森をまもるみんなの会・高知大グループ)
報告4 調査報告 「四国南西部・三本杭周辺のニホンジカによる天然林衰退」〜滑床山・黒尊山国有林の森林被害に関する調査成果より〜
 奥村 栄朗(独立行政法人森林総合研究所四国支所)
質疑・応答(森本・依光・木下・森・石川・奥村)



主催:主催三嶺の森をまもるみんなの会、森の回廊四国をつくる会、徳島県自然保護協会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、徳島県、徳島大学工学部生態系管理工学研究室、物部川流域ふるさと交流協議会
後援:徳島県猟友会、かみかつ里山倶楽部、日本野鳥の会徳島県支部、NPO法人新町川を守る会、NPO法人徳島保全生物研究会、日本生物教育学会徳島県支部、徳島県植物研究会、徳島新聞社、朝日新聞徳島総局、四国放送、NHK徳島放送局、毎日新聞徳島支局 (順不同)

【報告会】 蝕まれる三嶺・剣山系の自然 -シカによるササ原・樹木被害状況「公開報告会」(3)-
 いま、ニホンジカによって三嶺・剣山系のササ原や樹木、そして貴重な希少植物等が被害を受け、深刻な事態が進行しています。この被害実態について、林野庁、環境省、徳島県が実施した調査結果、及び「三嶺の森をまもるみんなの会」の調査等の情報を一般の方々を含むみんなで共有し、これからの保全活動に役立てるために昨年に引き続き報告会を開催いたします。パンフレット(PDF)
実施日 2010年6月27日(日)13:30〜16:00
場所 高知大学・メディアの森
 (高知市朝倉・高知大図書館内:入場無料)
参加者 150名(参加費無料)
〈報告内容〉
概況報告〜さらに深刻化するシカ被害状況〜稜線部を踏査して
 坂本 彰(三嶺の森をまもるみんなの会) 
報告1 平成21年度四国山地緑の回廊(剣山地区)におけるニホンジカの生息環境等調査
 中島 正彦(林野庁四国森林管理局指導普及課長)
報告2 国指定剣山山系鳥獣保護区におけるニホンジカ対策
 平井 和登(環境省中国四国地方環境事務所)
報告3 剣山山域におけるニホンジカの植生被害と対策
 森 一生(徳島県西部総合県民局保健福祉環境部環境担当)
報告4 剣山・三嶺山系の稜線部におけるミヤマクマザサ群落の衰退と防護柵の効果
 石川 慎吾(三嶺の森をまもるみんなの会・高知大グループ)
報告5 三嶺山系における樹木の剥皮被害状況
 押岡 茂樹・西村 武二(三嶺の森をまもるみんなの会・高知大グループ)
質疑・応答



主催:主催三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、香南市、南国市
後援:高知新聞社、RKC高知放送、NHK高知放送局、朝日新聞高知総局


どう守る三嶺・剣山系の森と里 −シカ被害対策を考えるシンポジウム(4)−
 パンフレット(PDF)
実施日 2011年1月30日(日)13:15〜16:30
場所 保健福祉センター香北2階大ホール
 (香美市香北町美良布)
入場無料
基調講演13:30〜14:30
「増え続けるニホンジカ問題と兵庫県の取り組み」
 横山 真弓(兵庫県立大学・准教授、
          森林動物研究センター主任研究員)
地域からの報告14:40〜15:40(各報告20分)
報告1 「剣山域における被害の実態と対策」
   徳島県 森 一生
報告2 「三嶺山系のササ原被害と再生対策」
 石川 慎吾(三嶺の森をまもるみんなの会・高地大グループ)
報告3 「香美市における被害と対策、保護区管理捕獲等の課題」
 高橋 理(香美市林政課)
質疑・応答・討論 15:50〜16:30
コーディネーター 奥村 栄朗(森林総合研究所四国支所)
主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、香南市、南国市
後援:高知新聞社、RKC高知放送、NHK高知放送局、朝日新聞高知総局
物部川流域ふるさと交流推進協議会の環境保全活動助成を受けて実施します


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