報告・シンポジウム2013-2014 三嶺の森をまもるみんなの会

 県民のみなさまに、わたし達の源流の森で起こっている食害の状況を知っていただきたい、関心を持ち活動にも参加していただきたいとの思いで、「普及啓発パネル展示」と「シンポジウム」や「報告会」を開催しています。


「ミニ講演会」
 県外の森林・シカ状況も含め、情報共有を進めるためにオープンな「ミニ講演会」を毎年総会後に開催しています。今回はシカの分布域が、石鎚山系にも迫っていることもあり、愛媛県のシカ事情の話と空撮からの剣山・三嶺山系の状況を確認したいと思います。
 参加費無料ですので、どなたでもご気楽にお越しください。

 当日パンフレット(PDF)
実施日 2013年4月13日(土)14:00〜15:30
場所 香美市立中央公民館ホール(香美市役所北隣)
参加者 どなたでも(参加費無料)
テーマ 1.「愛媛県のシカ事情について」
    宮本 大祐(ネイチャー企画)
2.ヘリコプターから見た剣山・三嶺の概況
    坂本 彰(三嶺の森をまもるみんなの会)

2013年4月6日up


蝕まれる三嶺の森と山々
 - 三嶺・剣山地区シカ被害状況と対策「公開報告会」(6) -
 急激に増加したシカによって三嶺周辺のササ原や樹木、そして貴重な希少植物等が被害を受け、土砂流出等、依然深刻な事態が続いています。この被害実態と対策について、林野庁及び環境省の調査結果、及び「みんなの会」の概況把握、林床植生の状況と緑化候補、コケの役割、そして保護区の捕獲状況等の情報を一般の方々を含むみんなで共有し、保全活動に役立てるため、第6回目の公開報告会を開催いたします。
 当日パンフレット(PDF)
実施日 2013年6月22日(土)13:30〜16:00
場所 四国森林管理局大会議室 (高知市丸ノ内1-3-30 高知城西側)
参加者 どなたでも(入場無料)
《報告内容》
 概況報告三嶺山域の最近の動向
  押岡茂樹(三嶺の森をまもるみんなの会、西日本科学技術研究所)
報告1 平成24年度四国山地緑の回廊( 剣山地区) におけるニホンジカ被害対策の概要
 山崎 忠男(林野庁四国森林管理局技術普及課)
報告2 平成24年度国指定剣山山系鳥獣保護区におけるニホンジカ対策調査の概要
 中村 孝一(環境省中国四国地方環境事務所高松事務所)
報告3 「シカの食害を受けた林床の植生の状況と緑化候補となる植物種について」
 石川 愼吾(三嶺の森をまもるみんなの会、高知大学理学部)
報告4 「植生再生とコケの役割− ササ枯れ跡地に発達するコケ類群落の変化−
 松井 透(三嶺の森をまもるみんなの会、高知大学理学部)
報告5 保護区におけるニホンジカ個体数調整事業について
 三嶺の森をまもるみんなの会等
質疑・応答
主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、南国市、香南市
後援:高知新聞社、RKC高知放送、NHK高知放送局、朝日新聞高知総局(申請中)

2013年6月11日up


【主催・普及啓発パネル展】
 2013年11月に、県内3か所で写真展を行いました。
実施日 2013年11月9日(土)・10日(日)
場所 JA南国市
 南国市で人気の地場産市場、「かざぐるま市」前にテントを設置して行いました。買い物客のみなさんの関心はやや低かったです。
実施日 2013年11月17日(日)
場所 ゆとりすとパーク(長岡郡大豊町)
 「ジビエ・グルメ・フェスタ」での写真展。
 コーナー4面をつかってシカ食害の写真を展示。県外を含む広域の来客者、ジビエ・シカ肉を食べようと来ている方々だけに比較的関心は高い。
実施日 2013年11月30日(土)
場所 高知工科大学(香美市)
 「物部川を考えるシンポジウム」会場にて展示しました。
 会場には300名近い来場。三嶺シカ食害の写真を見ていただいたのですが、去年と比べると、やや驚きの度合いが減っているように感じました。これは、かなり知られてきたことを意味しているかもしれません。


【主催・普及啓発パネル展】
実施日 2014年1月20日(月)〜24日(金)
場所 香美市役所1階ホール
 25日のシンポウムの直前に香美市役所で開催。高知新聞が掲載してくれたこともあって、一般の方々も来場して下さって、そこそこ賑わいました。
 “たった10年で自然はこう変わる”と同じ場所を対比した写真等を見て、「すごい、こんなになっちゅう」、「さおりが原はきれいやったに、ひどいねー」というの声も聞かれました。


どう守る三嶺・剣山系の森と水と土
 - シカ被害の変遷、現状と対策を考える シンポジウム(7) -
 三嶺・剣山系の森林生態系のシカによる被害は、依然深刻な状況が続いております。特にスズタケ等林床植物の枯死以降、樹林内急傾斜地は裸地状態となり、崩落や大量の土砂流出がおき、流域の水環境の悪化につながっています。
 本シンポジウムでは、まずボランティアネットワーク型取り組みの先輩格である南アルプスのシカ問題と取り組みについて学びます。そして、第二部では土砂問題に関して、高知大グループの調査研究に基づき、共通認識を深め、今後の対策の有り様について、共に考えたいと思います。
 当日パンフレット(PDF)
実施日 2014年1月25日(土)13:15〜16:30
場所 香美市立中央公民館ホール(香美市役所西北)
 香美市土佐山田町宝町2-1-27 TEL:0887-53-2214
 駐車場:公民館の駐車場及び香美市役所駐車場
参加者 どなたでも(入場無料)
【第一部・特別講演】13:20〜14:30
 南アルプス高山帯のシカ問題と対策
 山崎 由晴(静岡県自然保護課)
      (南アルプス高山植物保護ボランティアネットワーク担当)
【第二部・三嶺山系白髪分岐周辺のシカ食害と土砂流出問題】14:40〜15:30
1. 白髪山周辺のシカと避難小屋南面の崩壊地の変化(写真解説)
 依光 良三(三嶺の森をまもるみんなの会)
2. シカ食害地域の地質と土壌侵食(ガリ侵食)の特徴
 横山 俊治(高知大学理学部)
3. 増加しはじめた表層崩壊地と植生・地形との関連性
 石川 慎吾(みんなの会・高知大グループ)
〈質疑応答・討論〉15:40〜16:30

主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、
香美市、香南市、南国市、森林総合研究所四国支所 (申請中)

2013年12月26日up
当日のようす
 シンポジウム当日は、まず、ボランティアネットワーク型取り組みの先輩格である南アルプス高山帯のシカ問題と取り組みについて学び、そして、第二部ではシカ食害による土砂問題に関して、高知大グループの調査研究に基づく報告がありました。
 共通認識を深め、今後の対策の有り様について共に考えています。
   (シンポジウムの「資料集」、ご希望の方は090-4338-5209 依光へ連絡下さい)
 会場後部では、写真パネル展も展示。シンポの前後には興味深く見ていただきました。
2014年3月30日追加


「ミニ講演会」
 県外の森林・シカ状況も含め、情報共有を進めるためにオープンな「ミニ講演会」を毎年総会後に開催しています。
実施日 2014年4月6日(日)   
場所 香美市立中央公民館ホール(香美市役所北隣)
参加者 どなたでも(参加費無料)
テーマ 第7回総会後、ミニ講演会を開催しました。
1.第2の人生とジビエ
    北窪 博章(^鹿工房おおとよ)
2.徳島県南部のシカ被害状況
    森 一生(徳島県)


蝕まれる三嶺の森と山々
 - 三嶺・剣山地区シカ被害状況と対策「公開報告会」(7) -
 急激に増加したシカによって三嶺周辺のササ原や樹木、そして貴重な希少植物等が被害を受け、土砂流出等、依然深刻な事態が続いています。この被害実態と対策について、環境省及び徳島県(剣山域)の調査結果、高知県及び香美市の管理捕獲及び「みんなの会」の概況把握等、そして四国西南部三本杭の情報を一般の方々を含むみんなで共有し、保全活動に役立てるため、第7回目の公開報告会を開催いたします。
 当日パンフレット(PDF)
実施日 2014年6月21日(土)13:30〜16:00
場所 四国森林管理局大会議室 (高知市丸ノ内1-3-30 高知城西側)
参加者 どなたでも(入場無料)
《報告内容》
 概況報告三嶺山域の最近の動向
  押 岡茂樹(三嶺の森をまもるみんなの会、西日本科学技術研究所)
報告1 平成25年度国指定剣山山系鳥獣保護区におけるニホンジカ対策調査の概要
 環境省中国四国地方環境事務所野生生物課
報告2 剣山周辺におけるニホンジカの生息状況
 森 一生(徳島県南部県民局
報告3 シカの食害はどのような土砂災害を引き起こすか
 横山 俊治(高知大学理学部)
報告4 鬼ヶ城山系・三本杭の現状
 奥村 栄朗(森林総合研究所四国支所)
報告5 保護区におけるシカ個体数調整事業と捕獲補助柵の効果
 公文 雅樹(香美市)
報告6 高知県のシカ対策について
 門脇 義一(高知県鳥獣対策課)
質疑・応答
主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、南国市、香南市

2014年6月16日up
当日のようす
 当初の「希少植物種」の保護から始まり、第二期はカヤハゲ等ササ原や樹木保護の防鹿柵の設置(50数ヶ所、延長6km)と樹皮食い防止のための樹木保護ネット巻き活動を実施、そして昨年からの第三期には、捕獲効率を上げるための「捕獲補助柵」の設置(白髪山)及び土砂流出防止のためのマット張りを実施しています。
 シカを減らすこと、そしてササやスズタケが食害で枯死後、大規模に進み出した土砂流出・崩壊に対処することが大きな課題となりました。さらに、森の循環が不能(稚樹はすべて食べられる)のため、その対策も必要になってきました。
 報告会では、シカの生息状況(捕獲地区では減り、してない剣山では増加)、被害状況、シカ食害が引き起こす土砂流出のメカニズム、香美市の管理捕獲と「捕獲補助柵」の効果、高知県によるシカ対策等が報告され、質疑応答・討論も行われました。


 2007年に「三嶺の森をまもるみんなの会」を設立して以降、シンポジウム、公開報告会、そして総会記念講演会を毎年開催してきました。それぞれ7回に及びます。シンポジウムと公開報告会では「資料集」(計14冊)を作成し、記録として蓄積しています。
 2014年8月5日追加


【写真パネル展示】
 2014年秋は、県内4か所での写真パネル展を行いました。
実施日 2014年10月25日(土)
場所 高知工科大学
 高知県主催「狩猟フォーラム」で実施
実施日 2014年11月15日(土)・16日(日)
場所 香美市物部町ふれあいプラザでの「物部文化展」
大豊町のゆとりすとパークでのジビエフェスタ
南国市のJA祭り
 3か所で写真パネルを展示しました


どう守る三嶺・剣山系の森と水と土
 - シカ被害の変遷、現状と対策を考える シンポジウム(8) -
 第一部・特別講演では、広く農林業・里地も対象に、被害とその対策について動画を交えたお話が中心です。特に捕獲の方法(各種わなや猟銃等)について、里・集落での仕組みなども含めた一般的実践的な内容です。
 第二部では、物部源流の三嶺の森等、稜線部のシカ食害跡地の植生の変化や土砂流出・崩落問題の実態について、高知大グループおよびNPOの調査報告があります。共通認識を深め、今後の対策の有り様について、共に考えたいと思います。
 当日パンフレット(PDF)
実施日 2015年1月24日(土)13:15〜16:40
場所 会場:香美市立保健福祉センター(アンパンマンミュージアム入口国道北側)
参加者 どなたでも(入場無料)
【第一部・特別講演】13:20〜14:30
 「これからのシカ被害対策について」坂田宏志(兵庫県立大学准教授)
 森林野生動物研究センター森林・動物系に所属され、獣類被害対策の権威の先生です。
【第二部・三嶺山域における被害の現状と対策】14:40〜15:30
1. 剣山・三嶺(徳島側)のシカ食害による土壌侵食
2. 三嶺山域稜線部のシカ食害跡地における植生の変化
3. 白髪山-カヤハゲ間に生育する蘚(コケ)類の現状
4. 鬼ヶ城山系・三本杭におけるシカ被害調査と対策の状況
補論 三嶺山域におけるシカ被害の変遷と対策
 《質疑応答・討論》 15:40〜16:40

主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、香南市、南国市 (申請中)

2015年1月15日追加
当日のようす(参加者78名)
 三嶺・剣山系の森林生態系のシカによる被害は依然深刻な状況が続いておりますが、捕獲の本格化とともに、次の三極化が進んでいます。
 @稜線部緩傾斜地の緑の復活〜毒草やシカに強い草がはびこる。根が生きているところのササも復活。
 A三嶺山域樹林内の林床裸地状態の継続〜西熊山保護林など原生的自然林の林床は裸地のまま。
 B急傾斜地の崩壊・表土流出の深刻化〜傾斜地では各所で深刻な」

 特別講演(坂田宏志/兵庫県立大学)では、まず、シカ被害対策(特に捕獲の有り様)について、技術的・組織的な方法を学びました。
 第二部では、シカ食害による土砂問題の実態、稜線部の植生の変化、そして先発事例地として四国西南部三本杭での被害と対策の変遷について報告があり、三嶺の今後の対策の現状と有り様について共通認識を深めました。初めて参加していただいた方から「知らないことがわかって良かった」との感想もありました。

 講演・報告後、1時間余の質疑・応答、意見交換が行われ、理解が深まったと思います
2015年3月7日追加


【写真パネル展示】
実施日 2015年1月31日(土)
場所 香南市立野市小学校のエコまつり
 小学校行事「のいちっこ祭り」で、三嶺のシカ食害の写真を展示。あわせて、こどもエコクラブの活動写真や壁新聞縮小版も紹介しました。
実施日 2015年2月22日(日)
場所 高知工科大学(香美市)
 高知工科大学「物部川21世紀の森と水の会のシンポジウム」会場ロビーにて、三嶺の森シカ食害写真を展示し、現状を知ってもらう啓発活動を実施


  <もどる(2011-2012年度実施分) すすむ(2015-年度実施分)  
<<このページの表紙へ
inserted by FC2 system