報告・シンポジウム2019-2020 三嶺の森をまもるみんなの会

 県民のみなさまに、わたし達の源流の森で起こっている食害の状況を知っていただきたい、関心を持ち活動にも参加していただきたいとの思いで、「普及啓発パネル展示」、「シンポジウム」、「報告会」を開催しています。

「ミニ講演会」
 「三嶺の森をまもるみんなの会」は、総会・定例会終了後、県外の森林・シカ状況も含め、情報の共有を進めるためにオープンなミニ講演会を開催しています。
実施日 2019年4月20日(土)
場所 香美市立中央公民館1階ホール(香美市役所北隣)
参加者 どなたでも(参加費無料)
【ご案内】

4月20日当日の様子です
ミニ講演会パンフレット 14:15~16:00頃
 1. シカと糞虫 景山 寛司(糞虫等採集家)
 2. 四国山地東部の状況
     長井 宏賢 (高知大学農学部森林技術者)
2019年4月11日up


【主催・普及啓発パネル展】
2019秋季パネル展として、5回実施しました。
1. 2019年9月29日(土)/香南市吉川天然色劇場(香南市吉川町)
物部川21世紀の森と水の会共催「物部川フェスタ」
2. 2019年10月10日(木)/大豊町ゆとりすとパーク
四国ジビエグルメフェスタ
3. 2019年10月27日(日)/香美市高知工科大学講堂ロビー(香美市土佐山田町)
高知県主催「狩猟フォーラム」
4. 2019年11月9日(土)・10日(日)/南国市JAかざぐるま市
JA南国祭り(物部川21世紀の森と水の会共催)
5. 2019年11月16日(土)・17日(日)/香美市奥物部ふれあいプラザ(香美市物部町)
物部文化展
3.「狩猟フォーラム会場(高知工科大学)」の展示をご紹介します。
展示ボードが足りず、左側に原風景の写真を展示し、床まで利用しました。たくさんの写真に子どもさん連れの親子も足を止めて見てくれました。
展示ボードで構成しました。 (内容についてすこし説明します。ブログで写真をいくつか掲載中。)
最初のボードに、「シカ食害によって痛む三嶺の森」・・・山とシカの写真を展示。
2番目は、「余りにも増えすぎたシカ。ササ、樹木等の食害、そして崩壊へ」、「樹皮を食べられ枯れる樹木」。
3番目と4番目は、「たった10年で自然はこう変わる」(「原風景」と食害後の比較写真)、そして「シカ食害でササが枯れ崩れる山」。
4番目後半と5番目で 「物部川源流 三嶺の森の再生をめざして」で、みんなの会の活動風景(防鹿柵設置等)と防鹿柵の効果(植生再生)を、さらに、最後に、事業主体・香美市による「管理捕獲」の様子と、白髪山の再生状況を展示。
「たった10年で自然はこう変わる」の一つで、原風景と食害後、崩れに至る様子です。この問題がシカ食害に伴う最大の問題です。
さらに、この登山道は谷からの崩れが、あと5m程度まで迫っています。


どう守る三嶺・剣山系の森と水と土
 - これからの自然の管理シカ食害と自然の再生を考える・シンポジウム(13) -
【趣旨】三嶺・剣山系の自然が激しいシカ食害を受けて15年余、「みんなの会」設立後、市民と行政、大学などが連携・協働 を深め、取り組んで12年余が経ちました。以来、冬季には三嶺山域での被害や対策、一部石鎚山系を含む調査の報告によって共通認識を深めるとともに、全国各地の事例を知り、見識を高めるためのシンポジウムを開催してまいりました。
 今回は、前迫ゆり先生に基調講演をお願いし、最新の全国的調査に基づく各地の植生被害の実態と、長く調査フィールドとされてこられた世界遺産「春日山原始林」と天然記念物「奈良のシカ」に関わる文化、生態系、そしてシカ柵の効果と課題などのお話をしていただきます。
 当日パンフレット(PDF)
実施日 2020年1月25日(土)13:15~16:45
場所 香美市立中央公民館ホール(香美市役所北隣)
 (香美市土佐山田町宝町2-1-7、国道195沿い)
参加者 どなたでも(入場無料)
【第一部 基調講演】13:15~14:45
「シカは日本の自然をどう変えたのか」
 - 2019 植生全国調査と春日山原始林の変遷からみえてきたこと-
 講師: 前迫 ゆり (大阪産業大学大学院人間環境学研究科教授)
【報告 三嶺山域での動向】14:50~16:50
1. 三嶺の森概況報告
  /みんなの会 押岡 茂紀
2. シカは何を食べているか-糞の分析から
  /みんなの会 比嘉 基紀
3. 四国山地の国指定鳥獣保護区におけるニホンジカ対策について
  /環境省 四国事務所 濱口 修次
4. 三嶺地域及び石鎚山周辺地域におけるシカ被害対策について
  /四国森林管理局 橋口 勝一
5. 三嶺山域における香美市の「管理捕獲」状況
  /香美市農林課 森山 和馬
[当日の様子]
13回目の今回は、前迫ゆり先生の基調講演「シカは日本の自然をどう変えたか」から始まり、「みんなの会」(2)、林野、環境、香美市からの計5つの報告がなされました。


←会場の後ろにはパネルを展示
主催:三嶺の森をまもるみんなの会
共催:林野庁四国森林管理局、環境省中国四国地方環境事務所、高知県、香美市、香南市、南国市

2019年12月19日up


【主催・普及啓発パネル展】
実施日 2020年2月1日(土)
場所 香美市立保健福祉センター香北(香美市香北町)
 「香美市狩猟フォーラム」会場にて写真展を開催しました。


【主催・普及啓発パネル展】
実施日 2020年2月15日(土)
場所 石鎚山系生物多様性シンポジウム会場(愛媛県松山市)
 松山市で開催されたシンポジウムは、石鎚山系でもシカ食害が進行し始めたこともあり、三嶺の二の舞にならないよう、しっかり対策をしてほしい、そして松山市のみなさんに少しでも危機感をもってほしい、との思いで展示しました。


【主催・普及啓発パネル展】
実施日 2020年10月4日(日)
場所 香美市立保健福祉センター香北(香美市香北町)
 高知県主催「狩猟フォーラム」会場にて写真展を開催しました。



(企画中)

   
 <もどる(2017-2018年度実施分)
<<このページの表紙へ
inserted by FC2 system